欅の大木が見守る、石部の家
基本情報
延べ床面積 125.86㎡
長期優良住宅認定住宅
外装仕上げ材 スペイン漆喰
デッキ部 壁 国産杉無垢 羽目板外装用無塗装
床 国産檜無垢 地檜
屋根 三州瓦 平板葺き
内装 壁 珪藻土左官塗り ラフ仕上げ
床 国産檜 無垢材 ・栗無垢材・コルク
平天井 国産杉リブ加工板 無垢材・珪藻土左官塗り ラフ仕上げ
斜め天井部 赤松無垢板
邸の中に佇む樹齢400年もある大きな欅が家族を見守る
前面道路から玄関をみた景観
和を意識しつつ洋風な感じのイメージ
デッキ 国産檜を使用し 奥行きを2mの幅をとって、リビングを全開放できるYKK APWを使用し庭とリビングが一体となるよう計画しました。
中から見ると、こんな感じになります。
天気のいい日はデッキの窓を開放することで、外との一体感が楽しめます。
玄関を入ると檜の無垢床と珪藻土の塗り壁が優しく迎えてくれます。
左にあるシューズボックスは「既成品がイメージと合わないので、作ってください」のリクエストに応えて、なるべく金額が上がらないように考え作成した一品ものです。
照明器具は奥さんのセンスで選ばれたもので、いい感じに纏まりました
玄関からリビングと2階につながる廊下
廊下の右手には脱衣室・お風呂・洗面所があります。
この洗面所も既製品を利用しイメージの合うように作成しました。
リビングはこんな感じで、「ハンモックでゆらゆらしたい」ので、横架材を追加、奥に見えるのは1階のロフトに上がる箱階段、斜天井の高さは一番高い所で3m50cmほどになります。リビングは1日で最も長く居る家族の憩いの場。天井を高くすることで、全開放リビング窓と相乗効果でゆったりと過ごせる、ゆとりのある空間となりました。
リビングにある和室スペース、天井は杉の長尺リブ天井で仕上げ、正面に見える収納は、京都の唐紙屋さんに別注、戸襖は旦那さん実家で使用されていた格子をリメイク。右下にある欄間も旦那さんの実家に使われいたものを、「いいものだから、残したい」との想いから、玄関からつながる廊下側に人の気配が感じられるように設置
キッチンは木の雰囲気を大切にするウッドワンの無垢キッチンとカップボード。
と横のワークスペース。
タイルは奥さんのこだわり...青系のタイルを横に「こんな感じで...」出来あがた時にイメージスケッチを確認して驚いた...「スケッチ通りのサイズ!!」思わず、「スゴっ」情熱を感じる瞬間でした。
カウンターは栃の耳付き無垢板を自然塗料で仕上げ。
リビングからロフト下のファミリークロークへ
普段使いが便利なファミリークローク。かくれたところにミシンスペースもあります。
1階廊下奥にあるトイレ
2階へ続く階段の途中に1階ロフト(通称まんが部屋)があります。
漫画部屋にはリビングからと階段途中から入れるようになってます。
階段途中の引き戸は「忍者屋敷みたいに、引き戸と判らないように」さすが甲賀流!
リビングから上がる箱階段も檜の無垢板を加工し作成。
1階ロフトからリビング見た感じ
2階子供部屋
子供部屋から2階のロフトへ上がれるようロープと網を配置
ロフトへは階段室の階段からも上がれるように
2階のトイレ
子供部屋と寝室の上には2階のロフト
子供達がのびのびと成長してくれる、想いを込めた木の家が完成しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。